これで終わりなのか、映画『ミッションインポッシプル:ファイナルレコニング』

ミッションインポッシプル完全制覇
Shomin Shinkai
Shomin Shinkai

1から7までを予習として一気に駆け抜け、ついに最新作にまでたどり着きました。

映画館のスクリーンでイーサン・ハントを堪能できる喜びたるや、並大抵のものではありませんでした。

概要

『ミッションインポッシプル:ファイナルレコニング』(通称M:I:8)は2025年5月23日に公開されたミッションインポッシプルシリーズ8作目となる最新作です。タイトルは変わりましたが、前作『デッドレコニングPART ONE』との二部作構成になっています。

主演は還暦を超えても現役バリバリのトムクルーズ。監督も、5作目からメガホンを握り続けるクリストファー・マッカリー。

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上映時間169分。長い。

あらすじ

映画comより引用させて頂きます。

前作のラストで世界の命運を握る鍵を手にしたイーサン・ハントと、その鍵によって導かれていくイーサンの運命が描かれる。また、これまでほとんど語られてこなかったイーサンの過去などが明かされる。

どうしようにも、前作に触れずにあらすじを語ることはできないので、あらすじも歯切れが悪くなってしまいますよね。

予習が必要?

先述の通り、前作と二部作構成になっているので、最低限前作は観ておかないと置いていかれる印象は抱きましたね。

映画『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』公式サイト
トム・クルーズ演じるスパイ組織IMFに所属する主人公イーサン・ハントと彼率いるチームの活躍を描く全世界で大ヒットシリーズの最新作『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』10.18(wed)デジタル先行配信 11.2...

また、1から7を直近で網羅した経験から助言させていただくと、追加で『ミッションインポッシプル1』『ミッションインポッシプル3』を観ると、作品の奥行きが広がると思います。

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ネタバレ注意、今作でシリーズ完結なのか?

様々なサイトで、「最後かもしれない」という情報は散見されますが、公式的に「最終作」と銘打っているわけではなさそうです。

ただ、公式サイトでも「集大成」とは述べているように、1~7とは明らかにテイストが異なり、終わりを意識させる作りになっています。冒頭も、各作品の映像が差し込まれる演出があったり、イーサンが「これが最後の頼みだ」と語るシーンもありました。そもそも、元のタイトルは『デッドレコニングPART TWO』であるのが筋なのに、『ファイナルレコニング』と変更されてもいますしね。

映画を観てきた感覚としても、イーサンのこれまでが詰まった作品で、主人公なので当たり前なんですけど、よりイーサンにフォーカスを当てた作品になっていて、最終作でも申し分ないと感じました。

驚愕のアクションシーン

予告編の時点で、「この人はなにをやっているんだ?」という驚愕と恐怖を感じましたが、映画館で観ると、その驚愕と恐怖は限界を突破し、興奮に変わりました。

1 イーサン、海に飛び込む

予告編でも目立つシーンですね。灰色の海に飛び込むトムの助走が綺麗すぎて惚れ惚れしてしまうのですが、なんとこの場面、海は極寒のロシア近海で、海に落ちた後は助けが来るのを待つしかないという絶望的な状態でした。こんな状況で、よくもまぁあれだけ自身満々に海に飛び込めますよね。トムの落下を横から撮るカメラワークがお気に入りです。

2 イーサン、深海に行く

イーサンが深海に沈む潜水艦の中に侵入し、ミッションをこなす場面。これはハラハラしましたね。まず深海に一人で沈んでいくというのが怖いですし、タイムリミットもあるのも心臓に悪いです。潜水艦が体勢を崩し、様々なトラブルが矢継ぎ早に起き、最終的には耐圧スーツを深海で脱ぐという、想像するだけで無茶苦茶な展開にまで発展します。水圧の変化に耐えられず苦しみもだえるイーサンを見ているのは辛かったです。あのシークエンスが苦手な人は結構いるのではないでしょうか。シリーズ屈指のトラウマシーン?

3 イーサン、また空に行く

『フォールアウト』でも、ヘリコプターにしがみついて乗り込むという大変恐ろしいシーンがありましたが、今回は小型の飛行機です。小型だからと侮るなかれ、速度はヘリコプターよりも当然早く、フォールアウトの時とは違って喋る余裕もない風圧がイーサンを襲います。イーサンが飛行機の羽の上でクルクルと回ったり、飛行機が一回転して無重力になる瞬間が訪れたりと、文字だけでは何が起こっているのか想像もつかないでしょうが、もはや現実離れして笑えてくる恐怖感でした。

初めてイーサンの活躍を映画館で観たのですが、やはりそのハラハラ度というのは段違いですね。映画館で観てよかったです。

まとめ

個人的には、ここで終わるのが美しい幕引きではないかと思います。辛気臭くない終わり方で、かつイーサン、ひいてはトムの人生を凝縮させたような一本でした。

チームものとしての魅力がやや欠けている部分を感じ、もちろん物足りない部分はありますが、トムたちが心血を注いだことがありありと感じられ、思い返すだけで鳥肌が立ちます。

まだ観ていない方は、是非劇場へ。

僕は約一週間で1から7までの予習を制覇したので、ミッションインポッシプルを一作も観たことがない方でも、きっとやろうと思えばできるはずです。気持ちが大事です。トムのスタントに対する姿勢を思えば、7本の予習など朝飯前です。

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