ベトナム一人旅 2話 フーコック島の夜

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ベトナムの南に浮かぶ離島、フーコック島。夜の7時ごろ、僕はホーチミンのタイソンニャット国際空港から、フーコック国際空港に到着しました。

shomin shinkai
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ベトナムの南に浮かぶ離島、フーコック島。夜の7時ごろ、僕はホーチミンのタイソンニャット国際空港から、フーコック国際空港に到着しました。

1 Grab便利

フーコック空港から、grabというアプリでタクシーを呼びました。タイに行った時にも使った、東南アジアで普及している、タクシー、フードデリバリーアプリです。

観光地ならば、行き先を指定したらすぐにタクシーが来てくれることがほとんどです。今回の旅行では何回もgrabを使いましたが、その全てで1分も経たずにドライバーが見つかって感動しました。バイクを選択することもできます。

電話番号がないとgrabは使えない、という噂を耳にしたため、一応不安で電話番号付きのsimカードを購入しましたが、何故かgrabで電話番号の登録ができず、タクシー無し生活を余儀なくされたかと思い絶望しました。しかし、確かに電話はできませんが、電話したところでベトナム語はさっぱりですし、メッセージのやり取りは問題なくできるので、結果的に電話番号なんぞなくてもタクシーに乗ることができました。

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こんな感じ

料金も事前に設定されている分だけ払えばいいので楽ですね。たまにチップをくれと料金を上乗せされますが、空港の前で待ち構えているぼったくりドライバーよりはかなりマシです。そして払いたくなければ拒絶しても構いません。

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ホテルへの道(まだ広い方)

僕が予約していたホテルは、繁華街から細い道を幾らか進んだ海沿いのホテルでした。予約する時はあまり深く考えずに、海に近いなという理由と安さで選んだのですが、車で行くとなると、中途半端な舗装の、一台通るのがやっとの道を通らなければなりません。

ベトナムのドライバーは肝が据わっているというか、頭のネジが外れているというか、日本だったら「すみません、狭すぎて行けそうにないですね」と危機を感じ取って止まるような道でも気にせずに突っ込んでいきます。思わず乗っているこっちが「降ります!」と言ってしまいそうになる程、際どい道を無表情で突き進んでいくのです。

怖かったです。これ以来、タクシーを使う時は大通りから大通りまでの範囲で使うようになりました。頑張ってくれた運転手さんには、チップを。

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ホテルへの道(まだ広い方)

2 フーコックの夜町を散策

ホテルにチェックインした後、体はフライトや数日前に引いた風邪で大分弱っていたのですが、近所を散策してみることにしました。

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こんな感じで、東南アジアの南国らしい、陽気なネオンの世界が広がっていました。大きい道の両脇に店がひたすらに並んでいます。場所も近いからか、タイのプーケットとよく似ているなと感じました。

熱帯夜が生み出す熱気と、ネオンが生み出す熱気、そこで生き生きと動く人間たちの熱気。それらが合わさって、独特の恍惚感を生み出しています。モラルを顧みずに表現するならば、ドラックを使っているかのような恍惚感です(ドラックを使ったことはありませんが)

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カラオケも発見です。

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プーケットと違うのは、韓国語があちらこちらにあったことです。どうやらこのフーコック島は韓国人に人気らしく、韓国人があちらこちらにいます。そのため韓国語も多いのでしょう。なるほど。

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ドリアンの残骸も発見。
臭いが道にも広がっていました。
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フーコック特有の犬、フーコック犬もいます。

散歩は好きなので、ひたすらに続く繁華街を歩くのは楽しかったですが、段々とお店に入る勇気はなくなっていきました。また僕の良くないところが出ています。どこかでご飯を食べようと思うものの、すぐに緊張してしまって、もう少し歩いてみようと決断を先送りにして歩き続けてしまうのです。これではだめです。ただ歩くだけで終わってしまいます。

僕は勇気を出して、お洒落なお店に足を運び入れました(本当は、外にあるメニューを見ていたら店員さんが声をかけてくれたんですけど。それでもそこから逃げ出さなかったのは大きな進歩です)

Moc Cuisine Phu Quocです。店内は日本顔負けの清潔さで、店員さんもフレンドリーでした。一人で旅行に来ていることを伝えると驚いていました。そりゃそうですよね。誰がリゾート地に一人で来るのでしょうか。

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風邪を引いていたせいか、あまり食欲がなく、喉も痛かったので、ベトナムの代表的な料理、バンミーと、スイカジュースを頂きました。バンミーはシンプルな味わいで、筋トレをする時に食べる高タンパク質のサンドウィッチみたいでした。ジュースの方は、本当にスイカから搾ったことがわかるザラザラ感と、不均一な甘みが良かったです。

3 KINGKONG MART

ここは非常に面白かったですね。簡単に言うと、フーコックのドンキです。何でもあります。食料品から、衣類、雑貨、生活用品、生鮮食品まで、もう何でもです。

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めっちゃくっちゃ混んでいました。観光客が群がり押し合い、カートにものを大量に押し込み、キンコンマートの黄色い袋を持ってウロウロとしていました。一気に観光地にきた実感に襲われます。まさに観光の波です。ここに耳障りな音楽を加え、通路をダンボールで覆い尽くしたら立派な驚安の殿堂、ドン・キホーテの誕生です。

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観光客の群れ
スタッフの数もとても多い
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おもちゃまで

かなり巨大で、全く飽きませんでした。混んでいる中、僕も無我夢中で、歩き回り、買いあさりましたね。計三日間フーコックにいたのですが、三日とも行きました。お土産もありますし、食材もありますから、行かない理由がないのです。偶然ですが、キンコンマートの近くの宿をとったことが、今回の旅での一番のファインプレーだったかもしれません。

一日目は移動と近所の散歩で終了しましたが、なんだろう、布団に入った瞬間に非常に満足した気持ちに包まれました。移動も散歩も大切な思い出になる、これが海外旅行の魅力です。

次回、泊まったホテルの良かった点と文句。

続く

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