
ベトナム南部のリゾート地、フーコックで、計3泊しました。今回は、僕が泊まったホテルのよかった所と文句を言っていこうと思います。
ベトナム南部のリゾート地、フーコックで、計3泊しました。今回は、僕が泊まったホテルのよかった所と文句を言っていこうと思います。se(フォンビンハウス)というホテルです。有名観光地から離れた場所にはありますが、島の中間地点にあるので、その日の気分で南北どちらに旅行に行くかが決められる利点があります。

日本に比べて物価が安いので、普段は泊まれないような高級ホテルに泊まることもできるのがフーコック島のいい所ですが、1人でそんなところに泊まってもかえって惨めな気持ちになりそうだったので、値段重視でここを選びました。なんと一泊3900円程。雨季である7月は比較的オフシーズンであることを考慮しても、一泊4000円弱なのはとてもリーズナブルですよね。もちろん、飛行機もそうですが、安さには必ず理由がありますけども……。
外観を撮るのを忘れてしまいました。実際に見た外見はというと、もちろんagodaにあるような美しい建物ではなく、やや古く、海風に吹かれて色が変色している建物、という印象でした。しかし、手入れはちゃんとされていて、年数と場所によって建造物が朽ちていくのは自然の摂理ですから、不快感はありませんでした。
入口のドアは一日中開けっ放しで、そこは少し怖いところではありますが、日中は基本的にスタッフが玄関のカウンターに座っており、夜も一階の部屋にはいるようなので、まぁある程度は安全(?)なのかと思います。最も、前回述べたように、かなり入り組んだところにありますし、全体的にのんびりとした雰囲気が流れているので、正直滞在中はこれっぽっちも安全面には不安を感じず、実際何も起きませんでした。
カウンターで名前を言うと、鍵を渡してくれ、部屋まで案内してくれます。とても優しい笑顔を浮かべるスタッフが多かったです。建物は五階建て+離れ、という構造です。奇妙な音はしますが、エレベーターもついていました。
さて、こちらが入った瞬間の部屋の様子です。

とても清潔でした。清掃が行き届いており、入った瞬間からかなり満足でした。海外に行くと、どうしても人々の清掃に対しての意識が心配になりますが、ここのスタッフは非常にいい働きをしていて感銘しました。

テレビもついています。わけのわからないテレビ番組しかつきません。
金庫は部屋の奥の棚にあり、貴重品はそこに入れました。やっぱりいくらのほほんとした雰囲気でも、パスポートや財布を失ったら一発アウトです。

こちらが水回りです。構造はタイや中国で宿泊した時と一緒なので、少なくともアジアはこれがベーシックなのでしょう。トイレとシャワー、洗面台が一体となった空間で、トイレとシャワーの間には敷居一つありません。そうです、皆さんの想像通り、シャワーを浴びたら一瞬で床が水浸しとなり、トイレに行くたびに足が濡れて不快な気持ちになります。水が流れていくシステムになっているわけでもなく、ただ部屋の乾燥機能の力で水が減っていくのを待つのみとなります。僕は未だに全く使いこなせないですし、不快な気持ちになり続けます。浴槽を作れとまでは求めませんが、これはなんとかならないものかと思います。高いホテルは違うんですかね。
トイレも、他のトイレと同様に、トイレットペーパーは流さず、横のゴミ箱に入れるタイプでした。水流が弱いトイレが多く、トイレットペーパーと一緒に流すと詰まるらしいです。これはようやく慣れてきました。
それから、シャワーはぶっ壊れていて、水を出すと、取っ手の部分から大量の水が噴き出してきて大変でした。まぁ、温かい水がちゃんと出てきたので、そこは大目に見てやりましょう。

日本人からしたら怖いのがこちら。鏡がベットの前に堂々とついています。ギリギリベッドは映らない場所ではありますが、ちょっと風水的に怖いですよね。僕はこういうのをあまり気にせずに、海外はこういうものだと受け入れて寝ることができるので助かりました。

カーテンが、最後まで微妙に閉じません! なんかこう、むず痒い気持ちになります。三階だったので、誰かに覗かれるとかは考えませんでしたが、どうにもしっくりきませんでした。最終的には力任せに引っ張り、なんとかカーテンを閉じることに成功しました。
そして、何よりも問題だったのが、部屋の鍵が僕の技術ではどうしてもかけられなかったことです。スタッフや清掃員さんは慣れているので余裕で鍵をかけることができるのですが、どうも立て付けが最悪で、僕は何度挑戦しても失敗しました。大問題ですよね。しかし僕は、急に面倒くさくなってしまって、むしろいちいち鍵を開けなくてよくなったじゃないかとポジティブに考え、なんとその問題を最後まで放置してしまったのです。三日間、部屋のドアは開けっ放しでした。
結果何も起こらなかったからそこまで気になっていないものの、部屋の鍵かかけられないホテルは、なんと恐ろしいことでしょう。

また、海が見えるホテルという評判でしたが、見事に陸側の部屋を割り当てられてしまったので、部屋から見えるのは木と家だけでした。はぁ….。
しかし、しかしながらです。ホテルから30秒歩けばこの景色です。ベトナムの海です。激しい波が白い泡と共に砂浜を打ち付けます。

いわゆるビーチ、という雰囲気ではありません。というのも、穏やかな波と白い砂浜がある理想のビーチは、このホテルよりも北と南にありまして、ほとんどが高級ホテルのプライベートビーチになっているのです。そのため、こんなボロホテルが割り当てられるのは荒い海だけです。とはいえ、どこを見渡しても観光客で、高い金を払ってぎゅうぎゅう詰めでパラソルの下で横になる景色はたいしていいものではないでしょう。ありのままのフーコックが、この砂浜からは感じ取れるのです。

正確な場所は忘れてしまいましたが、こちらが北部のビーチです。……綺麗

海だけではありません。海を見ながらプールに入ることだってできます。プールは透明で、水質に問題はなさそうです。海と夏の日差しを感じながら泳ぐプールはとても気持ちよかったですね。
数は少なく、また少しボロボロですが、パラソルとビーチチェアもあります。空いている昼頃に、僕もそこで一眠りしました。プールで泳いだ後に、プールサイドで微睡むのんびりとしたひととき、心の底から幸せを感じましたね。

以上、僕が泊まったホテルの賛辞と文句でした。泊めてくださったホテルに悪口を言うのはあまりよろしくはありませんが、僕は海外旅行のVlogをYouTubeで撮っているおしゃれな人々というわけではありませんから、財布と相談しながら安いホテルを選び、最悪だ!と叫んだりすることにもまた、面白みを感じるのです。
次回、フーコックの悲惨な現状を目の当たりにします。
続く
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