古着紹介⑤50’s-60’s JC Higgins ハンティングベスト

古着紹介

古着紹介5回目は、わりと古着っぽいものの紹介です。ハンティングベストです。

ブランドについて

JC Higginsは、アメリカを拠点とするSEARS ROEBUCK & CO. のプライベートブランドです。1908年から1962年の間、服だけではなく、自転車やランタン、銃などの、アウトドア中心の幅広い販売を行っていたようです。

その後、Ted Williamsというブランドに置き換えられ、現在は活動していないJC Higginsですが、その耐久性やデザインは広く評価され、現在でもセカンドハンドアイテムとして人気を博しています。

J. C. Higgins - Wikipedia

年代について

先程記載したように、このブランドは1962年に活動が終了しているので、JC Higginsの文字が見えたら、最低でも60年代前半の代物ということになります。

襟元に貼られた黒色のタグは50年代のものを示すものらしく、更にはアメリカでは1950年代にハンティングジャケットブームが訪れたようで、その背景も踏まえると、このベストも50年代から60年代ではないかと推察されます。これは、僕がこの服を古着屋で買った時に店員さんに教えて頂いた情報です。

ハンティングベストについて

ハンティングの名のついている通り、本来は狩猟に使われる時に使用されるベストです。そのため、軽さや動き安さが徹底されている他、視覚的に一番目立つのはポケットの多さですよね。この無数のポケットは、狩猟で使う弾薬、薬莢をしまうためのものだそうです。

狩猟は一瞬のタイミングが命とりとなります。なので、すぐに取り出せる位置に弾薬をしまう必要があるため、このような構造になっているんですね。

そういえばナルトという漫画でも戦闘時にハンティングベストのようなものを着て戦っていました。ナルトの場合は、胸ポケットには巻物が入っていましたね。また、最近観た『ガン二バル』というドラマでも、山を生活の場とする村の男たちがハンティングベストを着ていました。

主観ですが、2010年頃から、ファッションとしてハンティングベストが着られている印象があります。

価格帯について

僕が購入したこちらのベストは、大阪の古着屋さんで、金額は5000円程でした。サイズが小さく、また汚れなどもあったため、隣に並んでいた他のハンティングベストよりは安かった記憶があります。

現在の相場を調べてみたところ、3000円~7000円といったところです。ヴィンテージとはいえ、ベストというアイテム自体がそこまで人気があるものではなく、流通量も比較的多いブランドのため、個人的には安いな、という印象です。古着屋だともう少し高い相場だと思われます。

これがハンティングジャケットとなると、相場も一気に上がり、一万円前後になります。

まとめ

いかがだったでしょうか。

買ってみて、なかなか着るのが難しいと感じているベストですが、あれこれ試行錯誤をして、これだという着方を見つける喜びも感じましたし、何より手ごろな価格でヴィンテージのアイテムが手に入るというのも嬉しいです。

古着業界ですから、いつ値段が高騰するかわかりません。ぜひ早いうちに、JC higginsのハンティングベストをお試しください!

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