
古着紹介第6回目は、数年前にリサイクルショップで買ったChampionのTシャツです。
後で述べますが、とんでもない欠点があったので、格安で購入することができました。しかし、そのとんでもない欠点の為に、殆ど着れていません……。
ブランドについて
Championは、1919年にニューヨーク州ロチェスターで創業されたカジュアルブランドです。創業当時には「ニッカポッカ・ニッティング・ミルズ」という名前でセーター類を販売していたそうですが、次第に軍や大学スポーツ用のスウェットの販売に力を入れるようになります。
1920年代にはアメリカの学生の間に、スウェットがカジュアルウェアとして広まり、俗にいう「カレッジスウェット」として人気が高まっていきました。さらに1934年、洗濯による横縮みを防ぐ技術を考案し、洗濯しても縮みにくい「リバースウィーブ」が誕生しました。リバースウィーブは今でも大人気ですよね。
まさに「キングオブスウェットシャツ」のブランド。これがChampionなのです。

年代について
Championは、タグで年代がわかります。年代によって価値が大分かわってきますので、championを見つけた時は確認してみるのをオススメします。

上のサイトを参考にすると、このTシャツは、85年から88年のものであると推察されます。80年代の赤、青、白の三色で構成されたタグのことを、トリコタグと呼び、古着好きの中では常識のように使われます。トリコタグの中でもさらに年代判別が可能で、MADE IN U.S.A. ・RN 26094が裏側に書かれていると82年から85年、表に書かれていると85年から88年になるようなので、つまりこのTシャツは85年から88年のものです。
ただこのTシャツ、袖はシングルステッチですが、裾はダブルステッチになっています。どういうことなのでしょうか。詳しい方がいましたらご教示伺いたいです。



価格帯
championはやはりリバースウィーブが最強なので、Tシャツの価値はそこまで高くありませんが、それでもトリコタグとなると、俄然人気です。
安いところだと1000円、高いと40000円まで見つかる幅の広さですが、平均価格は3000円から7000円といったところでしょう。デザインや状態によって前後はあります。
これがトリコタグのリバースとなると、10000円は平気で超えてきますね。
終わっている状態難
僕のような貧乏な人間がどうしてトリコタグのTシャツを買えたかというと、終わっている状態難が背面にあるからです。

見て下さい。この背面を。恐ろしく裁縫が下手な人間が、穴を防ごうとしたのかはしりませんが、なんとまぁ酷い縫い目を背中にプレゼントしてくれたのです。
こんなことになるなら、穴になっていた方がマシです。
ただこいつのおかげで、記憶だと2000円弱で買えた記憶があります。

まとめ
古着界隈で高騰が続くChampion。
リバースウィーブの競争は激しいですが、Tシャツ系はまだノーマークの部分が多いでしょう。価格帯も低めで買えますし、ゴリゴリのアメカジファッションの代表例のブランドです。
ぜひぜひフリマサイトやリサイクルショップで探してみて下さい。
それから古着好きの皆さん、着ることができる服を買いましょう。結局僕は買う時はこんなのすぐに慣れると思っていましたが、恥ずかしすぎて数回しか着ていません。
年代で買わず、センスで。
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