
5月23日に公開される最新作へ向けての予習中
いよいよゴールが見え始めて、なんだか悲しい
概要
『ミッションインポッシブル:フォールアウト』(通称M:I:6)は2018年にアメリカで制作された、シリーズ6作目の映画です。主演はトム・クルーズ。監督は前作に引き続き、クリストファー・マッカリーが務めます。

上映時間147分
あらすじ
映画comから引用させて頂きます。
盗まれた3つのプルトニウムを回収するミッションについていたイーサン・ハントと仲間たちだったが、回収目前で何者かによりプルトニウムを奪われてしまう。事件の裏には、秘密組織「シンジケート」の残党が結成した「アポストル」が関与しており、手がかりはジョン・ラークという名の男だった。ラークが接触するという謎めいた女、ホワイト・ウィドウに近づく作戦を立てるイーサンとIMFだったが、イーサンの動きに不信感を抱くCIAが、監視役として敏腕エージェントのウォーカーを送り込んでくる。イーサンは疑惑の目を向けるウォーカーを同行しながら、ミッションを遂行するのだが……。
今作は、途中まで非常に頭を悩まされました。誰が敵で誰が味方なのかという点も複雑ですし、敵だとして、こいつは何をしているのかや、敵と敵が実は繋がっていたとか、そもそもイーサンは信用できるのか、といった様々な疑問が洪水のように押し寄せ、シリーズで一番疲れましたね。
監督について
ミッションインポッシブルシリーズは、毎回監督が変わってきました。しかし、今回は前作に引き続き、クリストファー・マッカリーが続投です。理由は明らかにされていませんが、トムと今作までにのべ9本の映画を共に作ってきた実績があり、トムからの信頼が厚いことは容易に推察できます。

監督が同じなので、今作の画面使いや雰囲気は、前作に似ていたと感じました。三つ巴を通り越して四つ巴の乱戦を勃発させ、その中で利害関係が変わったり、誰かが裏切ったりする、頭脳を置いてけぼりにする展開が特徴的です。
前作の予習が必要?
さて、恐らく監督が続投した影響で、あるいは前作に名作の呼び声が高いことで、今作はかなり前作『ミッションインポッシブ:ローグネイション』との繋がりがあります。
なんなら、続編です。
今回のラスボスは前作のラスボスであるレーンであり、必然的に前作の展開が、今作の下地になっています。登場キャラクターも多くが前作で活躍したメンバーで、前作で鬼の活躍をしたイルサが今回も鬼のように活躍しますし、前作でIMFの存続をかけて揉めに揉めたCIAの長官が、今やIMFの長官になっていました。
シリーズものなので、ある程度の予習が必要なつくりになるのは仕方がないとは思いますが、123456と続く中で、今回は特に前作との繋がりが強く、個人的には最低前作の予習は必須だと思います。
ファンムービーの片鱗
前作との繋がりが強くなっているという話とリンクしますが、いよいよファンムービーの要素が強くなってきました。
ミッションインポッシブルの醍醐味であった、毎回イーサンと組むメンバーが変わるというドライな展開は鳴りを潜め、いつものメンバーで、仲良く仕事をしています。僕も毎日のようにミッションインポッシブルに触れる生活をしているせいで、やはりお馴染みのメンバーが出てくると嬉しいですが、それは僕がすっかりファン側の視点に立っているからで、あまり思い入れのない人や初見の人は内輪乗りについていけない学生のように、置いてけぼりになる可能性が高くなってきました。
仕方がないですよね。映画単作ではなく、シリーズに人気が出た作品の宿命です。
まとめ
話が大きくなっていき、今回は核爆弾にまで到達してしまう、スケールの大きな作品でした。
しかし、その中でも、イーサンが一人の命を優先したり、民間人をなるべく殺したくない素振りを見せたりと、イーサンの仕事に対する繊細な考えは、丁寧に描写されるようになってきました。
スケールが大きくとも、ちゃんと丁寧に描くべきところは丁寧に描こうと努力している感覚があり、ただアクションを見てるだけではなく、映画という単体で作品に触れることができましたね。
いよいよ次作で予習が終わってしまいます。このペースで行けば、最新作に間に合いそうです。
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