
5月23日に公開される最新作に向けての予習をしている最中です。
今回で三作目を迎えました。
概要
ミッションインポッシプル3(通常M:I:3)は、2006年にアメリカで制作されたスパイアクション超大作です。主演はもちろんトムクルーズ。監督は前作から変わり、J.Jエイブラムスです。

上映時間126分
あらすじ
映画comから抜粋
IMFの凄腕諜報員イーサン・ハントは第一線から退き、現在は教官として新人諜報員たちの育成にあたっていた。私生活では恋人ジュリアとの結婚を控え、幸せな日々を過ごしている。ある日、教え子リンジーが任務中に敵に捕らえられたことを知ったイーサンは、自ら救出作戦に乗り出す。そんな彼の前に凶悪な武器商人デイヴィアンが立ちはだかり、イーサンの正体を知らない恋人ジュリアの命までもが危険にさらされてしまう。
最後の展開や、ところどころに謎が隠されていたりと、ギミックは随所にちりばめられていますが、ストーライン自体はシンプルです。
アメリカ、イタリア、中国など、いくつもの国をまたにかける、スケールの大きい超大作でした。
監督について
JJエイブラムス(以下JJ)は、アメリカ人の映画監督です。ドラマの『LOST』や『アルマゲドン』の脚本で有名になり、今作で初めての長編映画の監督を握ったようです。大出世ですね。
ちなみにその後、『スタートレック』のリブートや、評価はいまいちですが『スターウォーズ』新三部作の7、9のメガホンも握っていて、勝手にリメイク屋とみなしています。若干下降気味になった作品を生き返らせる手腕を持っていると感じています。
見どころ①
主観にはなりますが、JJという監督は、リメイクをする時に新しいことはせず、実直にファンの求める部分を探って安パイな作品を作るイメージがあります。
今回もまさにそれで、果たしてミッションインポッシプルというシリーズが路頭に迷っていたのかわかりませんが、1と2の良いところを合わせてリブートのように作り上げている印象がありました。具体的にいうと、1のような、裏切者は誰なのかでひっぱる緊張感を持たせつつ、2のような見栄えのある派手なアクションを見せるといったところですね。
まさしく、1+2=3
ナイアはどこに行ってしまったのか
さて、2を観た後に今作を観た人なら誰でも違和感を抱くでしょうが、2でイーサンが恋に落ち、必死に守ったナイアが一切出てきません。それどころか、イーサンは別の女性と結婚し、非常に愛し合っています。
ついこの前2を観た僕は特にそこに結構な衝撃を受け、最初の十分は普通に落ち込んでいました。内容が面白かったので、しばらくするとどうでもよくなっていきましたが。
気になったので色々調べてみましたが、信憑性のある情報はあまり入手できず。以下に貼らせていただくサイトが一番しっかり書いているような気がしたので参考にすると、ナイア役のタンディ・ニュートンは「単にオファーがなかっただけ」と述べているようですから、日程やギャラの関係でごたごたがあっただけかもしれません。前作から六年が経って、同じキャストを並べるというのも大変ですからね。ただ、トムクルーズのストイックさに辟易した、という趣旨の発言もしているようなので、そちらの線も捨てきれません。
ともかく、今作にナイアは出てこないと割り切って、新しい恋人を受け入れる気持ちを持つしかないでしょう。

トムはストイックな印象があります。僕の中では、クリスティアーノ・ロナウドとトム・クルーズは同じ科に分類されています。
見どころ② チームワークの盛り上がり
今作の最大の見どころは、チームワークの盛り上がりが最大値にまで到達しているところです。
イーサンは、ルーサー、ゼーン、デグランの四人で行動をし、この四人の中から裏切者が出ることはなく、最初から最後までかなりよい関係のまま物語が終わります。イーサンの奥さんと仲間たちが談笑すラストシーンを観て、僕はこのチームがとても気に入っていたことに気がつきました。有能で、仲間意識が強い。
1ではほとんどなく、2ではわずかであったチームの要素が全面に押し出されていて、よりシリーズが王道アクションへ舵を切ったのを感じます。誰も裏切らないスパイものなんて、スパイものではないですからね、
まとめ
JJによって、半ばリメイク気味に新たなる道へと走り出した一作だったと感じます。2の時にも思ったのですが、ここから新しいミッションインポッシプルが始まるような、期待感を抱かせてくれました。
4からは副題がつき、より壮大でカッコいいアクションが観れることを期待しています。
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