ベトナム一人旅行最終話 終わりよければ全てよしと自分に思わせよう

ベトナム旅行

ホーチミンでぼったくりに金を大方奪われて、僕は歩いて空港までいかなければなりませんでした。

熱中症と、メンタルの崩壊。
心身がいよいよ限界を超え、もう倒れたっていいんじゃないかと思った時に助けてくれたのは、他でもないセブンイレブンでした。ホーチミンにはコンビニも結構あって、セブンの他にファミリーマートもありました。

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細かい紙幣をかき集めて買った安いシューズです。飲んだ瞬間、自分が生きているんだという実感が一気に押し寄せました。体に悪いジュースに違いあありませんが、この瞬間は、死んだ僕を生き返らせる奇跡の飲み物でした。海外で不安と疲労に包まれた時に見るセブンは神々しかったですね。昔僕の友人であるデブはセブンでバイトをしていました。間接的には、デブに助けられたということですかね。とりあえず感謝を述べておきます。

糖分と水分がいきわたり、心と体がうるおいました。

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帰りに撮った写真なので外は暗いですが、夕方4時頃、空がまだ明るいうちに、空港のすぐ横にあるMenas Mallに到着しました。5キロの道のりを歩き切りました。

嬉しかったです。ここで食事を取り、映画を観て、そして日本に帰るぞ、と思うと。日本社会が嫌いでうんざりしてはいますが、でもやはり日本が故郷で、帰れると思うと安堵が生じます。

しかしこのMenas Mall、ガラガラです。人もいないですし、二階なんて文字通り何もありませんでした。ベトナムというのはあれですかね、全ての準備が整わない状態でもとりあえずオープンさせてやろうという魂胆なんですかね。

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内見にきたかと思いました。

フードコートは充実していましたが、やはり人はまばらでした。どうやらこの施設は、航空会社の学校?研修施設?オフィス?が上階にあるらしく、外からの客ではなく、そこで働く人々向けに存在している側面も感じたので、この空き具合でもいいのかもしれません。

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なけなしの財産で購入した、最も安いフォー。体に染みました。

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コナンも大人気公開中

Menas Mallの最上階にあるCGVという映画館で、時間を潰すことにしました。公開したばかりだった「Fantastic Four」を観ました。料金は130Kです。

館内もガラガラで、伸び伸びと観ることができました。知らない奴らが知らない言語で喋る映画予告編も興味深かったですね。

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映画は、まぁまぁよかったです。

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こんな何もない、人もこないMallに、無印良品がやってくるそうです。大丈夫ですかね。

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本当に本当に、最後のお金で買ったジュース

さて、やることはやりました。後は、空港でフライトを待つのみです。冷房も微妙に効いていない、電気もついていない、薄暗い謎の空間に座りながら、チェックインを待ちました。

ぼったくりにさえあわなければこんなことにはならなかったのに……と絶えず思ってしまいます。しかし、その度に考え方をプラスに持っていきました。ぼったくりを回避したとしても、どこかでお金がないことに気が付き、結局焦って空港まで走っていく羽目になっていたかもしれない。ぼったくりにあったことは、これからも海外で旅をしたい自分にいい教訓になった。ぼったくりにあった後、それでも旅行を楽しもうと、必死に頭と体を使ってここまで無事にやってこれた。などなど。

旅行にトラブルはつきものです。トラブルを回避する力ももちろん大事ですが、トラブルに直面した後、いかにメンタルを保ち、次なる行動に繋げるかも大切です。僕はなんとか、諦めずに最後まで楽しもうとしたのではないかと思っています。

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ベトナムの航空会社は大馬鹿なので、夜の国際便のフライトを、一気にチェックインし始めました。その結果がこれです。午前1時のフライトで、9時にチェックインが始まるなんてラッキーだと思っていましたが、全ての場所で行列に行列が重なり、ヘビのようになっていました。結局飛行機に乗れたのは午前12時45分ごろ。遅延です。

こういった意味でも、ぼったくりにあったことで、早め早めの行動ができ、飛行機に無事にのることができたかのかもしれません。当初の予定では、11時に空港につけばいいなんて思っていましたから、そうなっていたら、未だにタンソンニャット国際空港で税関の列に並んでいるかもしれません。

まとめ

一人ベトナム旅行五日間。非常に有意義な五日間でした。特にフーコック島の、人が少なくのんびりとした空気感は非常に体に合っていました。

今回の旅行で運が良かったのは、雨季なのに雨が降らなかったことです。雨季だからこそホテルも安く、観光客も少ないのに、がっつり晴れてしまったことで、デメリットの部分が消え、メリットしかない旅行ができました。

個人的には、近い場所にあるタイと比較することが多く、タイの方が人の温もりは感じましたが、それでも例のぼったくり犯を除き、大抵のベトナム人は温かくて喋りかけやすい人が多かったです。

金額はトータルで15万円に行かないくらいでしたかね。

いつも通り、気持ちを優先して書いているので、ここの料金はどうなっているんだとか、ここの詳しい説明が欲しいという方がいましたら、ぜひお気軽にコメントを頂けたらと思います。

十回にわたる長旅にお付き合いいただきありがとうございました。

フーコック島の雰囲気が次行く時までに変わりませんように。
ぼったくり犯に天罰が下りますように。

終わり

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